11月17日の「人生の楽園」は、トマト農家の辻本京子さんとご主人の明文さんが登場される予定です。
トマト農家の女性たちで「リコピンズ」を結成して、ケチャップなどの加工品を作って販売したり、食堂を始めたりとアクティブに活動されています。
今回は、辻本京子さんにスポットを当ててご紹介しつつ、加工品のケチャップで子供ケチャップというものがあって、ちょっと気になったので調べてみました。
マヨネーズで子供マヨネーズなんて見たことないので、ケチャップだとどんなんだろう?と素朴な疑問なのです。
良かったらお付き合いくださいね。
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辻本京子さんと明文さんがトマト農家になるまで

辻本さんご夫婦がトマト農家になられたきっかけは、阪神大震災でした。
辻本さんご夫婦は、16年前に愛媛県西予市(せいよし)に移住されたのですが、以前は奈良市で縫製工場を経営されていました。
しかし、大震災後経営が行き詰まりあえなく倒産されたのち、借金返済のために働きながらも、次の人生を模索するようになったそうです。
現在辻本京子さんは65歳。ご主人の明文さんは69歳。
お二人は45年前に結婚し、二人のお子さんがおられますが、おそらく移住時には、巣立っておられたのでしょうかね?
京子さんは、愛知県西予市でトマト農家の新規就農者を募っているということを知って、移住を決意して、明文さんに二者選択を迫ったそうです。
「私と農業を取るか」「別れるか」・・・。ご主人としては首を縦に振るしかなかったのでしょうね~!(笑)
ご夫婦で、人生の転機で再出発するのだったら知らない土地が冒険っぽくていいねと話し合ったそうです。
ここがお二人の凄い所だと私は思いました。人生の折り返し地点を過ぎたところで、見知らぬ土地で初体験の農業をすることになるわけです。
凄く勇気のあることではないでしょうか?
私なんて、大して満足もしていない今の職場を「今から新しい環境に馴染むかわからない」という理由で転職しないのです。
辻本さんご夫婦の場合は、転職だけではなく、転居しかも移住です。勇気あるな~と思いました。
辻本京子さんの経歴(移住から)

企業組合遊子川 ザ・リコピンズ代表理事 辻本京子さん
- 2002年 遊子川(ゆすかわ)でトマト栽培を始めていた知人の誘いで、初めて遊子川を訪れました。京子さんはご主人を説得し遊子川でトマトの栽培に取り組むことを決意し移住。
- 2005年 休耕地を買い取り、初めて農地を所有。苗を定植したばかりのハウスが暴風で倒壊した時に周りの農家さんたちが力を貸してくれて、ハウスを立て直したり、いろんな作業を手伝ってくださったことで危機を脱しました。
- 2010年 全住民参加による地域活性化のための組織が結成されました。活動の一つで『特産品開発事業』で公民館の婦人学級料理教室で、規格外トマトを使った加工品開発の研究を開始。
- 2012年 トマト農家を中心とした女性20名による『遊子川特産品開発班』活動が始まり、代表に就任されました。
- 2013年度 元のJAの空き施設を改修し、加工作業所とレストランとして整備をしました。
- 2014年4月 農家レストラン「食堂ゆすかわ」をオープンさせました。
- 2016年 4月 遊子川ザ・リコピンズを企業組合として法人化します。
- 2017年 第1回地域産業おこし大賞 優秀賞を受賞。
- 2018年3月 第2のライフスタイルを精力的に満喫している点が評価されて、第15回(平成29年度)オーライ!ニッポン大賞ライフスタイル賞受賞。

商品開発を進めていた自家製「トマト酢」を使った『トマトユズポン酢』の販売をスタート。

辻本さんが知らない土地でしっかりした生活をされたことが容易に伺えますよね?
遊子川は、本当に過疎が進んだ田舎町なのですが、スローライフを満喫できるってすごく豊かな生活だろうなと想像します。
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辻本京子さんらが作ったトマト製品とお取り寄せは?
- トマトは
- 標高600~700メートルの高地で山から流れ込む天然水を引き込んで栽培している品種は桃太郎。
- 土地柄昼と夜の寒暖差が大きくて、甘みと酸味のバランスがよい。
- クロマルハナバチによる自然受粉。
- 働きバチのためにも農薬はほとんど使わずに栽培。
というのが特徴です。
トマトユズポン
トマト酢と地元で収穫した無添加のユズ果汁をブレンドした独自のポン酢。
鍋料理、肉や魚、豆腐料理などにかけて食べるのが、おすすめ!
トマトポンドレ
トマトユズポンに加熱した玉ねぎとオリーブオイルを加えたドレッシング。
サラダ、温野菜や魚、肉料理、冷製パスタ等もおすすめ!
こどもケチャップ
完熟の桃太郎トマトを果汁にして、たまねぎ、にんにくを加え、じっくりと時間をかけて煮込みました。
仕上げに「トマト酢」を加えた無添加ケチャップ。1パックに大玉トマト6個分(1kg)が入った贅沢品。
オムレツ、チキンライス、ピザトースト等がおすすめ!
料理写真家の今清水隆宏さんは、
- こどもケチャップは
- とっても柔らかな味わい。
- 市販品にありがちな酸味が全くない。
- トマトの果肉の食感もほんのり残っている。
- 子供も安心して食べられる。
- いろんな料理に使える。
と仰っています。
トマトソース
トマトを丸ごと使い、玉ねぎ、にんにく、オリーブオイル、トマト酢を使ったコクのあるトマトソース。
煮込み料理やスープ、パスタなどがおすすめ!
◆遊子川 ザ・リコピンズが製造販売しているトマト加工品の購入は
「里の物語」のオンラインショップでお取り寄せいただけますよ!
辻本京子さんらが営む「食堂ゆすかわ」

農家レストラン『食堂ゆすかわ』オープン
「食堂ゆすかわ」のメニューは
リコピンズランチ 700円
ハヤシライス 700円
スパゲッティナポリタン 700円
キーマカレー 700円
自家製ケチャップたっぷりオムライス 700円
遊子川トマトの西京味噌やき茶漬け 700円 ※期間限定メニュー
もちろん、すべてのお料理にトマトが使われているようで、どれも食べてみたいですよね?
特にトマトの西京味噌焼きしかも茶漬けってどんな味なのか想像がつきません!気になります。
ちなみに、トマトってダイエットに効果ある野菜なのですよ。ご存じでしたか?
良かったら、お合わせてこちらもお読みください!
https://kisaragi4416.com/seikatu/tomatodaietto
まとめ
辻本京子さんは、あるインタビューで、「主人がいい生き方になったのではないかと信じています」とコメントされていました。
予期せぬ大震災で人生が狂ったといってしまったらそれまでなのですが、未知の土地で、経験もない農業を0から始めるという選択。
心から凄いなと思いました。 ますますのご活躍に注目したいですね。また、今後の遊子川の地がどう発展するかも見守りたいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。