生活

定年後の過ごし方 【女性が独身である場合】

今回は、定年後の過ごし方で、女性・しかも独身に絞って、考えてみたいと思います。

私には、身近に独身の女性が何故か多いのです。妹2人。35年以上の付き合いの友人が2人。シングルアゲイン(離婚経験者や未亡人をそういうそうです)が、7人。上司1人。

皆、それぞれに一生懸命日々の生活を営んでいるように見えます。彼女らとは、あまり定年後や老後の過ごし方についてまでは話したことがありません。

訊ねたところでどうなるものでもなく、所詮は何もできないからです。

特に、妹の一人は結婚歴もなく、おそらくはこの先もずっと独身でしょう(54歳)もう一人の妹は、バツイチ・子供なし(52歳)です。二人とも、ウソかホントか?「ローンはあっても、貯金はない」と言っており、実家は資産家ではないので本気で心配しております。

それはさておき、今回は定年(老後)を60歳と仮定して、女性・独身の定年後の過ごし方を考えてみようと思います。

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定年後の過ごし方~女性で独身者の必要な貯金額は?


老後に必要な貯蓄の平均額は、独身世帯で約2,000万円ほどで「ゆとりのある老後」を過ごすためには3,000万円~4,000万円が必要だということです。

日本銀行に事務所を持つ金融広報中央委員会が刊行する「知るぽると」によると、60歳以上の独身世代の平均貯蓄額(金融資産所有額)は2,311万円ということですが、この統計結果は男女不問です。
一般の女性がそんなに多額の貯金額があるのか?疑問は残ります。


 
すべての定年後の独身者がそんな多額の貯蓄があるのか?はわかりませんが、定年まで働いてこられた独身女性ならそれなりの蓄えはあるのかもしれないですね。

少なくとも、年金を受給できるまでの期間を過ごすことが出来る分の蓄えはお持ちかもしれないです。

そんな情報を得ると、なおさら愚妹が心配になってしまいます。でも、そういう私もさほど貯蓄があるとは言えません。

愚妹らの決まり文句は「考えても仕方ない。なるようになる」なのですが、ある意味、羨ましいです。そんなノー天気でいられるなんて!

とあるNPO法人日本ファイナンシャルプランナー協会の調査で、老後における最低限の生活費は月額15万4千円と算出されていて、それにゆとりのある生活費を算出すると月額24万5千円というデータがありました。

となると

  • 最低限の生活費として1年間では・・・184万8,000円(15万4,000円×12)
  • ゆとりある生活費として1年間では・・・294万円(24万5,000円×12)
  • となり、定年後から年金受給を仮に65歳として考えると最低限の生活費は・・・924万円 (184万8000円×5)
  • ゆとりある生活費としてなら・・・1470万円 (294万円×5)

この計算は、住宅ローンを支払い終えた方や、既に持ち家を所有していて家賃が発生しない場合の算出なので、賃貸の独身者はその金額に賃貸料やローン費用が加算されることになります。

このデータ(平成27年度)を元に、一般的な女性一人当たりの老後資金を計算すると、次の計算の通り、平均寿命までの必要な老後の生活費は次の通り、1,056万円となります。

  • ひと月あたり年金収  :  10万円
  • 毎月の生活費    : 14万円
  • 毎月の不足額      :   4万円
  • 平均寿命までの老後資金 : 1,056万円( ※)
  • ※計算式 4万円×12ヶ月×22年(87歳-65歳)

最低限の生活費として定年から年金を受給するまでの5年間とその後女性の平均寿命までを足すと・・・924万+1,056万=1980万円

およそ2000万円必要ということでしょうか?

ゆとり資金は一般的な生活費に6.5万円を加えた金額です。この金額を元に女性一人当たりの老後資金を計算すると、次の計算の通り、平均寿命までのゆとりある老後の生活費は次の通り、2,508万円となります。

  • ひと月あたり年金収入 :  10 万円
  • 毎月の生活費    : 19.5万円
  • 毎月の不足額     :  9.5万円
  • 平均寿命までの老後資金 : 2,508万円 ※
  • ※計算式 9.5万円×12ヶ月×22年(87歳-65歳)

引用元:おかねの小槌

それぞれのファイナンシャルプランナーの算定額に差はありますが、多額ですよね。

ゆとりのある生活費は定年から年金を受給するまでの5年間とその後女性の平均寿命までを足すと・・・1470万+2508万=3978万円

およそ4000万円必要ということでしょうか?

いろんな情報があって、それぞれの額もマチマチで混乱しますが、備えあれば憂いなしということだと思いますね。

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定年後の過ごし方~女性で独身者の生活は?


私の身近では・・・

◆会社の元上司の独身女性(未婚で64歳)は、実にアクティブにお過ごしです。

定年後の一年間は会社に残って、嘱託勤務をされていました。しかし、上司と折り合いが良くなかったらしく退社。

その後は、自宅マンションのリフォームをされたそうです。お風呂の段差をなくして、年を重ねても快適な一人暮らしをしたいのだそうです。

その他は、茶道を習っていらっしゃるとか。年に一度は私たち後輩と近況報告などのランチ会をしています。

◆友人の独身女性(61歳)は、週3回、デイケアサービスの仕事をしています。

彼女は結婚歴はなく、持ち家もありません。昨年まで母親と公団住宅で二人暮らしでしたが、昨年春先に母親が急逝されました。以来一人暮らしです。

住まいの公団は60歳までは一人で住むことができない規約らしく、友人のお母様の口癖が「娘が還暦になるまで、私は逝けないのよ」という言葉だったそうです。その言葉通り、友人が60歳になった次の月にあっけなく逝ってしまわれたのでした。朝起きて、隣のお部屋のベッドの横で倒れられてそのままだったそうです。

61歳の友人は、お母様とお別れの言葉も交わすことなく天涯孤独になってしまいました。彼女が旅行に行くときの緊急連絡先は私です。

天涯孤独になっても、その前も独身でいることに不安を訴えることは一切ありませんでした。結婚に夢も理想もなかったようで、縁がなかったから独身でいるというスタンスです。

ただ、20代の頃から「結婚したからって、幸せになるとは限らないじゃん?」と言っていましたっけ。彼女は最近、山登りを始めました。

数年前に甲状腺の手術をするなど、体力にさほど自信があるタイプではなかったのですが、いろんなツアーがあることを知り、一度参加したら楽しかったようです。

彼女は、59歳の時に当時膝が悪くて歩行困難になったお母様を介護するために車の運転免許を取得しました。何かを始めるのに「遅い」はないんだなと思います。

◆5年前にシングルアゲインになってしまった友人(57歳)。

私の学生時代からの友人でご主人を亡くされて、障害を持った息子さん(29歳)と過ごしています。母は強しという感じです。応援したいです。
彼女の場合は、自分の定年後や老後のことよりも、障害を持った息子さんのことが気になる様子です。

私の身近の女性で独身者は、それぞれに前向きというか?向こう見ずというか?堅実というか?いろんなタイプがいます。

◆ニューヨークの古いアパート暮らしで独身の友人もいます。バリバリのキャリアがあるというわけでもなく、単に居心地が良かったからという理由で、渡米して28年間、ずっと不安定な暮らしを続けています。

要するに、定年後の過ごし方は、女性で独身であっても、十人十色みんなそれぞれに一生懸命生きているんだなって思います。

定年後の過ごし方~女性で独身者の備えるべき知識は?



定年後、身体が元気で意欲もあって、まだまだ現役という場合であってもいつどうなるかわからないのが老いというものではないでしょうか?

自分で自分の身を守ることを真剣に考えてみたいと思います。それは、既婚でも未婚でも同じだと思います。

年金だけでも持ち家があれば生活はできるかもしれないけれど、万が一、家も手放すことになるような大きな病気をしたら大変なので、念のために生活保護の受給手続きについて、調べておきたいなと思います。

生活保護が認められたら医療費も全額免除になるので、そういう状況にならないことに越したことはないけれど、情報収集は必要。

また、終の棲家をどうするか考える必要もあります。 老人ホームを見学して、適当な価格でサービスの良さそうなところがあれば、入居手続きについて調査しておくことも必要だろうと思っています

場合によっては、医療と介護が充実している市町村に移住する計画を立てるのも一案だと言っている専門家もいるくらいです。

そういった作業を綿密に進めていくうちに、相談したり、意見交換したり、情報共有したりできる友人ができてくると思われます。

まとめ


定年後の過ごし方、女性で独身の場合と限定していろいろ調べました。

今回は趣味や仕事に関しては触れず、主に金銭面と準備面に焦点を絞りました。趣味や仕事に独身も既婚も違いがないと判断したからです。

私の周りの独身女性は、そのほとんどが未婚のまま独身を貫いているからか?案外さっぱりしています。

結婚しなかったこと、子供を産まなかったこと、後悔はないように見えますが実際にどう思っているか聞いたことなどはありません。

ただ、思うことは、結婚していても、夫に先立たれたり、子供に苦労したり、嫁ぎ先とうまくいかなかったり、夫がDVやアル中だったり・・・。

結婚イコール幸せとは限らないのが人生だなと思っています。子供を立派に育てたって、老後の世話をしてもらえると言う保証はどこにもありません。
子供は自分の生活でいっぱいいっぱいだったり、海外で生活していたり・・・依存できない場合だってあります。

一人は寂しいと思われるかもしれませんが、夫婦でいても趣味も違えば共通点がないような夫婦もあって、二人でいても寂しい夫婦だってあります。それに、なによりも平均寿命から考えると、女性の多くは独身になる可能性が高いです。私も独身女性予備軍であるのです。

一人を充実させることもつまらなくするのも自分なのだと思います。一人であることの不安を取り除くのは、知らないことをそのままにしないで、とことん調べて、対策を練るようにすることが一番かなと思いました。折角の自由気ままな一人を安心して楽しめるように工夫したいですね。

最後までお読みいただいてありがとうございました。